セットアップ - 特定環境適用プロパティ

最初の自動生成の前に考慮すべき特定の環境に適用するためのプロパティを設定します。

DBFluteとしては、どうしてもデフォルトで有効にできなかった機能があります。

でも、ほとんどの現場ではtrueにして機能の恩恵を受けたほうが良いものばかりなので、ぜひ確認して設定しておきましょう。

詳しくは、"アーキテクトのためのチュートリアル" ページのコラムをご覧ください。

basicInfoMap.dfpropの編集

DBFluteプロパティ basicInfoMap.dfprop をエディタで開いて、ある特定の環境に適用するためのプロパティを必要であれば修正します。

もし、複数DB対応を前提としている場合は、複数DB対応の調整もこの時点で考慮しておきます。

ちなみに、Eclipseを利用している場合、EMechaがインストールされていれば、DBFluteプロパティの色付け・入力支援をするエディタ機能が .dfpropファイル に関連付いています。

自動生成クラスの出力先

自動生成されるクラスの出力先を設定します。DBFluteクライアントからの相対パスです。 デフォルト値は ../src/main/java なので、アプリの構造と不一致の場合は変更して下さい。

e.g. 自動生成の出力先を ../foo 配下にする場合 @basicInfoMap.dfprop
; generateOutputDirectory = ../foo

リソースファイルの出力先

Seasarの場合のdbflute.diconやSpringの場合のdbfluteBeans.xmlなどのリソースファイルの出力先を設定します。 generateOutputDirectory プロパティのディレクトリからの相対パス です。デフォルト値は ../resources なので、generateOutputDirectoryもデフォルトのままであれば ../src/main/resources に出力されます。アプリの構造と不一致の場合は変更して下さい。

e.g. 自動生成の出力先を ../bar 配下にする場合 @basicInfoMap.dfprop
; resourceOutputDirectory = ../bar

テーブル名の規約調整

isTableNameCamelCase プロパティを利用して、DB上のテーブル名の規約が MEMBER_STATUS という形式でなく MemberStatus という形式(キャメルケース)かどうかの設定します。デフォルト値は前者の形式を想定していますので、アプリケーションが後者の形式の場合は true を指定して下さい。

e.g. テーブル名が OrderDetail という形式の場合 @basicInfoMap.dfprop
; isTableNameCamelCase = true

カラム名の規約調整

DB上のカラム名において isTableNameCamelCase プロパティと同様の調整をします。

e.g. カラム名が MemberName という形式の場合 @basicInfoMap.dfprop
; isColumnNameCamelCase = true

クラス名のプレフィックス

例えば projectPrefix プロパティに Ld と指定したら、MEMBERテーブルのEntityのクラス名は LdEntity となります。複数DBで利用する場合は、DBごとに明確に区別しやすいようにするために設定することをお奨めします。

e.g. プロジェクト全体でクラス名の先頭に "Ld" を付ける場合 @basicInfoMap.dfprop
; projectPrefix = Ld